Amazon EC2の起動設定方法

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前回は、アマゾンのクラウドサービス「Amazon EC2」を利用するため、「AWSアカウントを開設」の方法をご紹介しましたが、今回は具体的な「Amazon EC2」の起動設定方法をご紹介します。

未だ「AWSアカウントを開設」を開設されていない方は、
前回の記事「AWSアカウントを開設してAmazon EC2 を利用」をご覧ください。

「Amazon EC2」に構築するサーバ(インスタンス)は、課金料の安い
「Windows 2008 32bit メモリ1.7G」を設定する手順をご紹介します。



以下の「AWS Management Console 」にアクセスし、AWSアカウントでサインインします。
http://aws.amazon.com/jp/console/ (Console はブラウザFirefox を利用)


<AWS Management Console>

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1.秘密鍵「Key Pairs」の生成

サーバ(インスタンス)へのアクセスや暗号化に用いられる秘密鍵の生成を行います。
左のメニュー下「Key Pairs」をクリックし、「Create Key Pair」ボタンをクリック。

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鍵(Key)の名前となる任意の文字列を入力し、「Create」ボタンをクリックします。
上記例では「windows2008」と入力してみました。





「ファイルを保存する」を選択し、「OK」、「Close」とクリック。
ファイルは任意の場所に保存します。あとで参照で呼び出す必要がりますので保存場所を覚えておく。

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Key Pair Name が表示されればOK。

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2.セキュリティ「Security Groups」の設定

Windows Serverへは、リモートデスクトップ接続でのアクセスとなるため、RDPで使うポートへのアクセスを可能とする設定を行います。

左のメニュー「Security Groups」をクリックし、
右に存在しているName「default」グループにチェックを入れ、
右下の「Security Group:default」のタブ「Inound」をクリック。
項目「Create a new rule:」で「RDP」を選択します。

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こんな感じになればOKです。

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ご自分のパソコン(Host)のみでのアクセスを許可する場合、デベロッパーツール「elasticfox-ec2tag 」に、マイアカウントの「セキュリティ証明書」を入力し、自分んのパソコンのIPアドレスを確認すると自動的に「AWS Management Console」にも反映されます。

「Security Groups」については、別の機会にご紹介します。




3.仮想サーバ(インスタンス)の起動

実際にWindows Serverが動く仮想サーバ(インスタンス)を起動させる設定です。
左のメニュー「Instances」をクリックし、右の「Launch Instances」ボタンをクリック。

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サーバ(インスタンス)を選択、「Select」ボタンをクリック。
Microsoft Windoes Server 2008 Base(32bit) を選択しました。

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次の画面で、「Availability Zone:」を選択し、
「Instance Type」を選択する。(私はSmail を選択しました)

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次の画面「Advanced Instance Option」は、そのまま「Continue」ボタンをクリック。

次の画面ではKeyのNameを記入できるValueがあるので、任意で記入し、「Continue」ボタンをクリック。
(私は 2008_32bit と記入しました)

次の画面「Choose existing Key Pairs」は、そのまま「Continue」ボタンをクリック。

次の画面も、そのまま「Continue」ボタンをクリック。

最後の画面で確認し、「Launch」ボタンをクリック。


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こちらの画面が表示されれば、無事完了です。

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以下のような「Instance」「AMI ID」が表示されStatusが「running」となります。

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3.仮想サーバ(インスタンス)への接続情報を取得

仮想サーバ(インスタンス)へ接続するための情報を取得します。
まずパスワードを取得します。

起動したWindows Serverが表示されているMy Instance にある「Instance Actions」にマウスを当て、プルダウンメニューの「Get Windows Admin Password」を選択。

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起動後すぐはパスワードを生成できず、以下のような表示がされます。





しばらくしてもう一度行うと、以下の画面が表示されるので、1.で保存したCreate Key Pairファイル「window2008.pem」を参照ボタンで呼び出します。

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次の画面で「Decrypt Password」ボタンをクリック。

次の画面で、仮想サーバ(インスタンス)Windows にAdministratorアカウントでログインするときに用いる重要なパスワード「Decrypt Password」が表示されるので、間違いのないようにコピーしメモしておく。

パスワードをメモしたら「Close」ボタンをクリック。



次に、仮想サーバ(インスタンス)にショートカットを使って接続する「Download shortcut file」の取得です。
「Instance Actions」にマウスを当て、プルダウンメニューの「Connect」を選択。

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以下の画面で、「Download Shortcut file」をクリックし、任意の場所に保存する。

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ダンロードしたショートカットのファイル「例) ec2-00-00-000-00.compute-1.amazonaws.c」をダブルクリックすると、仮想サーバ(インスタンス)に接続できます。Windows ログイン画面では、前述のAdministratorアカウントのパスワードを入力してください。

このままでは、英語版のOSでちょっと不便です。

また、ここまでの設定では固定IPアドレスでなく、インスタンスを起動する度に、毎回IPアドレスが変わりインスタンスを終了させると、データが全て消えてしまいます。

Amazon EC2 で固定IPアドレスにする方法、英語版のOSを日本語にする方法についてもご紹介しますが、今回はこの辺で終了。次回「Amazon EC2 で固定IPアドレスにする方法」をこちらでご紹介します。




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